途上国赴任に家族を連れて行くのは、不安も多いと思いますが、メリットも多数存在します。特に教育環境は大きなメリットになり得ます。
大学受験の際は、帰国子女の同級生が羨ましかった記憶はありませんか?もちろん彼らも彼らなりに強烈な努力をして手に入れた力であると思いますが、多くの日本人はそのような経験を得ることはできません。
バングラデシュを例にとり、途上国赴任した際の現地の子女教育環境を説明したいと思います。
子女教育環境が素晴らしい途上国赴任
バングラデシュの場合、子供を入学させる選択肢は大きく分けて3校あると思います。
1つ目はアメリカンインターナショナルスクール、2つ目はフレンチスクール、3つ目は日本人学校です。
これ以外の学校に進学させている家庭もありますが、各項目学校の説明の際に、補足したいと思います。
アメリカンインターナショナルスクール
最高の設備、環境といえば、アメリカンインターナショナルスクールでしょう。場所は外交特別区内にあり、教師はアメリカ本国から派遣され、現地の富裕層も多く生徒を送っています。
金額は幼稚園でも入学金で100万円、年間授業料は200万円と、超高額な料金体系になっています。中学、高校になると年間授業料は400万円程になります。
途上国は学校側も教育環境を整えるのにお金がかかる場合が多いのですが、バングラデシュの価格はインターナショナルな教育をし慣れている商社でも、ビックリするような価格です。ですので、他国であればもう少し安いかもしれません。
フレンチスクールや日本人学校と比較しても、設備の広さや充実度は圧倒的です。子供だけでなく、通わせている大人も設備を利用することができるので、充実した余暇を過ごすこともできます。
私自身が高すぎて手を出せるレベルではなかったので、教育レベルなどの詳細は分かりませんでしたが、通わせている子供達の親に聞いてみると、少なくともレベルが高すぎてついていけない、というようなことはないようでした。
とはいえ、母国語でない言語で授業を受けるわけなので、親のサポートは必須でしょう。
また、現地の超富裕層はアメリカンインターナショナルスクールに子供を通わせるのがステータスにもなっているので、保護者会などでは、財政会のとんでもない大物と席を並べる可能性もあります。
思いもよらないビジネスチャンスが訪れることもあるようです。
なお、英語系の学校はグレースインターナショナルスクールというキリスト教系のインターナショナルスクールもあります。
全世界共通ですが、キリスト教系の団体は奉仕の精神から一般価格よりも少し安く料金設定されているそうです。
場所はいわゆる生活圏からは若干はなれていますが、料金体系が若干アメリカンインターナショナルスクールよりも安価です。安価とはいえ若干程度なので、同様に私に手の届く感じではありませんでした。
加えて、あまり日本人(1人知っているくらい)が通わせていないこともあり、情報もあまり持っていないですが、選択肢としてゼロではないかと思います。
フレンチインターナショナルスクール
フレンチインターナショナルスクールは文字通りフランス語で授業を行う学校です。場所は外交特別区のフランス大使館裏にあります。
授業料は入学金と年間授業料を合わせて80-100万円と、英語系の学校よりもかなり安価です。
また小学生になると、教える言語が、フランス語7割に対し英語3割になり、通い続ければトライリンガルの道も開けます。
教員は全て本国から直接派遣されるのではなく、現地採用のフランス人がたくさんいます。
日本人も当時は多くの方がフレンチに子供を入学させていました。原因は2016年のダッカテロ事件により、日本人学校の幼稚園が一時休園したことです。長男長女を日本人学校に通わせたいものの、次男次女をどこに通わせるか、という時に、アメリカンより安価なフレンチが選ばれた、という経緯があります。
気風も非常にリベラルで、前向きに生徒と向き合う先生が多かったです。娘の場合は英語が少しわかったので、フランス語がわからない場合も、英語で説明しながら少しずつフランス語を理解していきました。
学園祭などには、生徒の主体性を重んじてか、あまり先生が力を入れておらず、日本との大きな差を感じました。
日本人学校
バングラデシュの日本人学校は非常に素晴らしい校風だと感じました。
生徒数は当時、小中学校を合わせて20名程度と少なかったのですが、先生は手厚く7名の派遣教員がいらっしゃいました。現地採用の先生方も、心温かい方々ばかりでした。
金額は年間もろもろ込みで70-80万円程度と、他の教育機関と比較しても安価ですが、派遣教員がいるとはいえ、私立なので、日本で公立にいれるような感覚ではありません。
金額は都市によって異なりますが、南西アジアの日本人学校を比較すると、ほとんど同程度でした。しかし、不動産価格が非常に高いインドのムンバイは200万円程度かかるようです。
日本人学校はPTA役員をしていた経験もあるので、より詳しく説明したいと思います。
バングラデシュに約3年半赴任していましたが、何よりも素晴らしいと感じたのは子供の教育環境です。自分は子供を日本人学校とフレンチスクールに入れていましたが、どちらの教育環境も素晴らしかったと思います。今回はダッカ日本人学校を[…]